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確認申請改正から3ヶ月・・・

以前、確認申請の異常事態を書きました。

改正以後の物件は2階建て申請ばかりでしたが、数ヵ月後に3階建ても予定しているので、
行政窓口の状況を見に出かけてみました。

とある行政の審査部署に行ってみると、窓口に来ている人はいません。
じつに静かです・・・
職員の方々の机の上にも審査中の図書らしきものは開かれていません。
じつに静かです・・・

窓口の方に木3(モクサン:木造3階建てのこと)の確認状況をうかがったところ、
受付はもちろんしていますが、改正以後一件も下りていないとのこと。
うわさ通りです・・・

よく聞いてみると、受付された物件も一件も無い。
受付前に行っている事前審査で不備があり、受付前に返されているとのこと。
うわさ通りです・・・

不備となるほとんどは、関係する建築基準法各条文にたいする記入の不備。

いくら不備があっても3ヶ月もの期間、図書の関係条文記入の完成が出来ず、受付に至らない・・・
何が問題なのかを聞いて、なんとなくわかったのは、
基準法を上から読むのか、下から読むのかの違い(難しいたとえですみません)。

実務的には、計画内容に影響を与える条文をチェックしクリアしていきます。
だから、直接影響を与える条文が関係条文という認識があります。これを「下から読む」とします。
確認審査的には逆に「上から読む」ので計画への影響というのは関係なく、ほとんどが関係条文。

なんだか「関係」に関する深い溝が窓口のところに横たわっている感覚になりました。

いろいろと感想はあるのですが、
申請を出してみないと具体的なところは見えないので、この辺で・・・

建築基準法の法令集を見たこと無い人は、ぜひ書店で手にとって見てください。

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by katosans | 2007-09-20 12:46 | 日常の異常


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