カテゴリ:終い支度( 3 )

実家の終い支度3

一人暮らしとなった実家の父を、近くへ住まわそうと探し始めた矢先、
カミさん経由でよい情報が入ってきた。
私達が以前住んでいたUR賃貸で空き室が出るとの情報。
ここは、2LDKでちょっと一人暮らしには贅沢だが、
私達の家からドアtoドアで3分、私達の知り合い家族が多数住んでおり、
しかも空いた部屋の階数が2階でエレベーター使わなくてもOK、という好条件なのだ。
父も知った場所なので二言返事でゴーサイン。

そうと決まれば、話はトントン拍子で進み契約済ませて7月に引っ越す段取りまで決まった。
父はさっそく引っ越しに向けて荷物整理を始めている。

さて問題は、
残された土地・建物、庭木、それから自家用車・・・
まだまだやらねばならないことが山積み。

とりあえず、庭で使っていてシルバーグレーの良い風合いのテーブル・ベンチは、
モデルハウスのウッドデッキに寄贈しようかと思います。
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(つづく)
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by katosans | 2012-06-10 09:58 | 終い支度 | Comments(0)

実家の終い支度2

流れにまかせ、どこにでも住まいを移ると言う父。
彼は大義名分や主義主張でこういう事を言わない、非常にリアルで実践的な生活者だ。

亡くなった者の事、息子の事、孫の事などを考え、こうあるべきと行く道を選んだ訳ではない。
目の前の現実を手探りで愚直に進んで行く。

私の若い頃は、こだわりのない父の生き方があまり好きでなかった。
しかし、葬儀の後、父と真正面から向き合う事が多くなってふと気がついたのだが、
父の生き方に好感を持つようになっている。

私もそれなりに歳をくらい、価値観も変わって来たのだと思う。

今日、母の納骨を済ませ一区切り。
父の今後について具体的に動き出すことになる。

(つづく)
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by katosans | 2012-04-11 21:32 | 終い支度 | Comments(0)

実家の終い支度1

母の四十九日の段取りや連絡が済んで、葬儀の関係は少し落ち着いた。
本当なら四十九日を過ぎてから持ち出すのが筋の話だと思うが、
思い切ってこれからの暮らしをどうするか父と相談することにした。
というのも、私は一人っ子で兄弟はいない。父は一人暮らしとなる。

郊外の古い分譲地に建つ一戸建て。
駅までは3km程度あるので、徒歩はなかなか難しい。
車生活が前提の典型的な郊外ニュータウンだ。
父は車の運転が達者なので今のところは買い物などは不自由しないが、
もう79歳になるので車が無理になるのもそう長くは無いと思う。

一人暮らしとなると食事の問題も有る。料理は生まれた年代並で、作れる方でない。
ついつい外食がメインになるだろうが、車が無理なら味気ない仕出し弁当になるだろう。

今のところは、私が実家と自宅を交互に行き来する二重生活をして、
仕出し弁当の助けも借りることでうまくやっているが、そう長くは続けられそうは無い。

これからの季節は暖かくなってくるが、
断熱が弱く、温度バリアの大きい住まいに一人暮らしも気がかりだ。



さて、どうしたものかと父に切り出すと、
思った以上に単純明快な答えが返ってきて正直驚いた。

「一人で家と庭を手入れしていく事は、肉体的にも精神的にも無理」
「土地や地域には執着は無いのでどこにでも行く」
「趣味は碁だけだ。公民館でもあれば必ず会はあるし、碁は誰とでも楽しめる」
「お前達の住んでいる近くで部屋を借りて住むのでOK」
「自分の荷物は2階の6畳間に有るものだけ、後は仏壇くらいだ」
「後の物は処分してこの家も処分すれば良い。お前達の近くなら車も不要だろう」

鴨長明かと思った・・・
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by katosans | 2012-03-29 20:15 | 終い支度 | Comments(0)