実家の終い支度1

母の四十九日の段取りや連絡が済んで、葬儀の関係は少し落ち着いた。
本当なら四十九日を過ぎてから持ち出すのが筋の話だと思うが、
思い切ってこれからの暮らしをどうするか父と相談することにした。
というのも、私は一人っ子で兄弟はいない。父は一人暮らしとなる。

郊外の古い分譲地に建つ一戸建て。
駅までは3km程度あるので、徒歩はなかなか難しい。
車生活が前提の典型的な郊外ニュータウンだ。
父は車の運転が達者なので今のところは買い物などは不自由しないが、
もう79歳になるので車が無理になるのもそう長くは無いと思う。

一人暮らしとなると食事の問題も有る。料理は生まれた年代並で、作れる方でない。
ついつい外食がメインになるだろうが、車が無理なら味気ない仕出し弁当になるだろう。

今のところは、私が実家と自宅を交互に行き来する二重生活をして、
仕出し弁当の助けも借りることでうまくやっているが、そう長くは続けられそうは無い。

これからの季節は暖かくなってくるが、
断熱が弱く、温度バリアの大きい住まいに一人暮らしも気がかりだ。



さて、どうしたものかと父に切り出すと、
思った以上に単純明快な答えが返ってきて正直驚いた。

「一人で家と庭を手入れしていく事は、肉体的にも精神的にも無理」
「土地や地域には執着は無いのでどこにでも行く」
「趣味は碁だけだ。公民館でもあれば必ず会はあるし、碁は誰とでも楽しめる」
「お前達の住んでいる近くで部屋を借りて住むのでOK」
「自分の荷物は2階の6畳間に有るものだけ、後は仏壇くらいだ」
「後の物は処分してこの家も処分すれば良い。お前達の近くなら車も不要だろう」

鴨長明かと思った・・・
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by katosans | 2012-03-29 20:15 | 終い支度 | Comments(0)


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