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認定低炭素住宅チェック

ほぼ設計の完了した物件で、認定低炭素住宅かをチェックする機会が訪れた。

認定低炭素住宅は、
省エネ法の省エネ基準に比べ、一次エネルギー消費量が10%以上削減されることが求められる。

省エネ法の改正にともない各種講習会で勉強してきたことを、
いよいよ実物件で算定する事になったわけだ。

しかも作業時間が無く、ちょいと急ぎでチェックしなければならない。


まずは建物外皮性能の計算から、
今までは、
熱損失係数Q値と夏期日射取得係数μ値で計っていたが、
改正後は、
外皮平均熱貫流率Ua値と冷房期平均日射熱取得係数ηa値を計算することになる。

外皮計算のプログラムは色々入手したが、
今回は入力練習を何度か行っているThermal-Cを使うことにした。

Q値μ値がすでに計算済みなので、
面積や開口部データは揃っているのでサクサクと入力が済んだ。
認定低炭素住宅チェック_f0139318_1924498.jpg

何しろ実物件では初めてなので、
出てきた数値が良いのか悪いのかが直感的に判断できないのが苦しいとこだが、
そこは割り切って次のステップへ。

次は、建築研究所の一次エネルギー消費量算定プログラムの入力。

ルームエアコンの効率区分は何処に資料があったかなぁとか、
換気設備の比消費電力は同計算するんだっけとか、
給湯器のJIS効率は・・・とか、
いくつかのハードルがあるものの思いのほかサクサク完了。
とりあえず、自然風の利用を計上しないでこんな感じ、
認定低炭素住宅チェック_f0139318_19133597.jpg

一次消費エネルギーが、
認定低炭素の基準値を13GJも下回り、楽々クリア。

本当は、自然風利用も換算したいのだがタイムアップ!
後で時間をとって自然風も計算してみることにします。
by katosans | 2013-08-22 19:22 | 住宅への道


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