図面は、絵と記号という2つの側面を持っています。
日本には、同じように2つの側面を持ち、優れた伝達力を持った「マンガ」という文化があります。
非常に拙いマンガで記号を見てみましょう。
顔です。
絵というよりほとんど記号ですが、それでも顔として認識されます。
もし、これを「かとうの顔」として認識したのであれば、
かとうのくだらないマンガを見たことで学習してしまった記号認識かもしれません。
血管(スジ)が浮き出た記号です。
怒ったようです。
眉毛らしきものがループした記号です。
困惑して怒っているようです。
鼻の穴が広がり、鼻息が強くなってきた記号です。
困った問題に対してそうとう興奮して怒っているようです。
かなり早い表現スピードで「かとうらしき人が、困った問題に対して興奮して怒っている」ということが表現できました。
また、受け手側も表現の拙さによる認識の相違はあるにせよ、速いスピードで認識できたと思います。
プロのマンガでは、もっと高度な記号表現によって、複雑な感情・動き・環境が表現されていますが、作者と読者の(表現と認識の)進歩によってスピーディでスムーズな伝達が可能になっています。
3次元表現が普通になった今でも2次元媒体のマンガがまだまだ強力なのは、文化的に発展した記号表現のおかげかもしれません。
さてさて、図面に話を進めていきましょう(つづく)
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